GARMIN ActiveCaptainの使い方

ここのところの冷え込みにてすっかり風邪ぎみなワタシでして、こじらせると釣りに行けなくなってしまうのでこれ以上はヒドくならないことを願うばかりです。

読者の皆さまもどうぞご自愛くださいませ。

ということで、今回の記事は

  1. 名門・吉羽園の跡地
  2. 春の房総合宿
  3. スマホ or タブレットで湖の地形情報を見る方法(GARMIN ActiveCaptain)

の3本立てでお届けいたします。

名門・吉羽園のその後

先週末は土日ともにカラダが言うことをきかなくてお寝坊さんで釣りはおやすみしたのですが、あまりにやることがないので土曜日にふらっと聖地を訪問してきました。

聖地とはもちろん管理釣り場の名門・吉羽園でして、、、

数々の思い出とともに昨年6月にてその長い歴史に幕を閉じたのですが、、、

「昔住んでいた家を突然見たくなる」

ような気分で、吉羽園跡地を訪問したワタシです。

正面側からはフェンスが邪魔して池の様子が見えないので反対側の中川方面に回ったところ、

ほいっ。

ヘラ池・1号池・2号池ともにその面影はバッチリ残っていまして、もちろん桟橋は撤去されていますが浮島などはあのころのままです。(嬉)

一度水とサカナを抜いてから再び水を入れたのか、あのころのままなのかは?ですが、池はすっかり埋め立てられていると思っていたのでそのお姿を見て感無量なワタシでございます。

房総春合宿

そんな聖地・吉羽園にたま〜に遠征に来ていた浜松あたりの愉快な親子ですが、吉羽園閉園後はターゲットを「房総」に変更しまして、

  • 父はヘラの名門・三島ダム
  • 兄貴とワタシはバスのメッカ・亀山ダム

にて、つばきもとさんを宿舎にそれぞれの釣りを楽しむという房総合宿を定期的に楽しんでいるわけです。

そんな愉快な親子の今年の合宿1回目が、3/9(土)〜3/10(日)で開催される運びとなりまして、

またしても愉快な兄貴から「接待饗応役」を仰せつかったワタシでして、そろそろ迷ガイドを卒業して結果を出したいところです。(そもそも自分ですら釣れないのに人にガイドすること自体にムリがあるのですが、、、)

3/9-10といえばご存知名古屋のキープキャスト開催の日ですが、今年はキープキャストには出撃せずに亀山あたりで全力で接待を頑張ります。(笑)

魚探のSONAR機能とGIS機能

前回の秋合宿では、兄貴の11ftレンタルボートにHE-9000の振動子をうまく取り付けることができず、まさかの「デプスマッピングのみ」にて出船した兄貴でして、さすがに自船位置の水深がすぐにわからなくてキツかったそうです。(デプスマッピングでは水深は色分けされていますが、とっさに今何メートルかを判断するのは難しいのです。)

つまり魚探も地理系情報だけでは釣りをするにはちと難しいということでして、こちらについてはつばきもと11ft&サウザーショートデッキ対策をきちんと済ませたのでご安心くださいませ。(笑)

SONAR機能

さてさて、最新のハイテク魚探は、大きく2つの機能にわかれまして、、、

ひとつは、魚探の命・ソナー(SONAR)でして、

  • 2D機能
  • サイドイメージ(3D)
  • ダウンイメージ(3D)
  • 周辺探索(ハミンの360°イメージング)

などで、振動子からの音波で収集した情報を画面に表示する機能です。

GIS機能

そしてもうひとつは緯度経度を主にした地図関連(GIS)の機能でして、

  • 湖の地図を表示する
  • 自船の位置を正確に把握する(GPS)
  • 自船の向きを把握する(ヘディングセンサー)
  • 自船の周囲の水深をデータとして記録する
  • 水深データを等深線として地図に表示する

といったところでして、こちらはいわゆるGIS(Geographic Information System:地理情報システム)と呼ばれている世界です。

つまり最新のハイテク魚探は「ソナーとGISの融合」がキーとなっています。

一般的なGISは、パソコンで使えるフリーソフト(QGISなど)と国などが提供しているオープンデータを活用すれば、それこそ霞ヶ浦の地図と水深、浚渫場所なども簡単にパソコン上で表示できるのですが、、、

  • スマホやタブレットでは動かない
  • 亀山ダムなどのバス釣り用の水深データはオープンデータとしては提供されていない

ので、例えHONDEXのデプスマッピングデータを解析してパソコンで動くようにしたところで自宅でニコニコする以外には大した意味をなさないわけです。

そんなGISの世界ですが、

「ソナーは2Dでいいので何とかスマホでGIS機能を使うことができればなぁ」

というかたにはここからが本題です。

GARMIN ActiveCaptain

ずいぶんと前置きが長くなりましたが、スマホやタブレットにはGPSや加速度計が搭載されているので、スマホ用のGISのアプリに水深データをドッキングできれば十分に魚探のGIS機能の代用ができるわけでして、、、

これを実現した画期的なアプリが

「GARMIN ActiveCaptain」

でございます。(もちろん無償使用できます)

こちらはもちろんGARMIN魚探をお使いのGARMINユーザー向けのアプリなのですが、一部機能はGARMINを使っていないかたも使用可能なアプリでして、

「GARMINユーザーの方々が善意でご提供してくださった水深データ」←ここが大事

を取り込んでスマホ上で見ることができる画期的なアプリなのです。(嬉)

これを使えば、2D魚探だけをお使いのかたも、手元のスマホで地形を把握しながら釣りが可能になりまして、一瞬にしてハイブリッドのハイテク魚探を手に入れることができるわけです。

もちろん船の釣りだけでなくオカッパリにも活用できまして、北利根あたりの地形を考慮したキャロの遠投とか、高滝あたりのリバーチャネル攻略とかに有用ではないかと思う次第です。

それでは読者の皆さまを代表して、ワタシのスマホにインストールしてみましょう。

ActiveCaptainのインストール

スマホやタブレットがあればiOSでもAndoroidのどちらでもアプリは動作するので、それぞれのダウンロードサイト(App StoreやGoogle Play)からアプリをダウンロードしましょう。

残念ながらGARMIN ActiveCaptainはアメリカ産のアプリですので、もちろん操作はすべて英語表記となります。

が、英語がちんぷんかんぷんなワタシでも何とかなったので賢い皆さまにはきっと問題ありません。

インストールが始まると、↓のぐちゃぐちゃ書いてある画面が出てきますが、使用許諾についてのnoticeです。(ちゃんと読んだ上でagree(同意)しましょう)

お次は、お決まりのユーザー登録画面です。初めての場合はもちろんIDがないので、「Create One」を押して新規のユーザー登録を済ませましょう。

それが済むと、勝手にインストールが完了します。

アイコンをダブルクリックしてActiveCaptainを起動させて、↓の画面が表示されればインストールは成功です。

地図上にGPSから取得した自分の位置が、左上に自分の機器の動いている速度と向きが表示されていまして(ちょうど武蔵野線で帰宅最中のスクリーンショットです)

画面右にあるプラスやマイナスボタンで縮尺の変更が可能でして、あとは通常の地図アプリと同じようにエリアのスライドも可能です。

あとはこれに亀山さんの水深データを重ねれば作業完了となります。

水深データの取り込み

画面右上にあるメニューボタン(三本線が入ったアイコン)をクリックすると、↓の画面が表示されまして、、、

上から2番目の

「Download Quickdraw Community」

が、水深データのダウンロード用です。

これを選択すると、画面がGoogleマップっぽい画面に変わるので、縮尺変更や地図スライドさせながら等深線データを取り込みたい地図エリアへ移動します。(今回は房総ダムエリア)

地図上の赤いエリアは、

「GARMINユーザーのかたが等深線データを提供くださったエリア」

なので、このデータをありがたくダウンロードさせていただきましょう。(お目当てのエリアが赤くない場合はデータ提供がない、ということです)

地図上の赤いエリアをクリックすると、↓のようにダウンロードエリアが指定されますので、下の「Download Area」ボタンを押せばデータのダウンロードが開始されます。

端末がWi-Fi接続でないときには、赤いエリアを押したときに「Wi-Fi Only」と出てきますので、Data Usage Menuを選択しまして、、、

お使いのスマホorタブレットでのデータのダウンロードOKの条件がWi-Fi 接続のみという設定となっているので、Wi-Fiが使えない時にはQuickdrawの設定を「Wi-Fi or Cellular」に変えれば端末の回線を用いてダウンロード可能です。(等深線データのダウンロードはせいぜい数100kbくらいなので端末回線でもよろしいかと)

で、Contours画面が下記のように黄色く変わったらそのエリアのダウンロードは完了です。(データを消したい場合は右下のゴミ箱アイコンをクリックすれば削除できます)

亀山・片倉・三島・豊英あたりはデータ提供がありますが、その他のエリアはまだチェックしていないので何とも言えません。

皆さまのホーム釣り場のデータ提供がされていることを願うばかりです。(笑)

等深線の表示設定方法

ここまでくれば、あと一息です。

メインのチャート画面(黄色い画面)にて、お目当てのエリアまでスクロールさせると、水深データがダウンロードされたエリアは線で囲われていますので、

縮尺ボタン(+)で縮尺を詳細表示にしていくと、、、

ほいっ。

亀山さんの等深線データが表示されました。(嬉)

あとは設定画面でいろいろと調整できるのですが、メニューの「Chart Settings」を選んで、

使うのは上から4番目の「Shallow Shading」とその下の「Depth Shading」でして、

Shallow Shadingは、指定した深さのシャローエリアを青く塗る機能でして、

4m以浅をシャローに設定したところ↑のようになりました。

Depth Shadingは、水深を色分けして表示する機能でして、、、

こんな感じでレンジごとに色を変えることも可能となっています。

(1/30追記)

お友達からお問い合わせがあったので追記します。

水深表示のftをmに直したい場合は、画面右下のギアアイコンを押すとセッティング画面に切り替わります。

そこで、一番上のユニットを選択して、

一番上のDepthが水深の単位を設定する項目なので、この単位をFeetからMetersに変更すればOKです。

HONDEXをこよなく愛するワタシですがいいモノは積極的に取り入れる柔軟性もありまして、興味本位ではありますがGARMIN ActiveCaptainを試してみました。

2D魚探やオカッパリのお供に、興味のあるかたはぜひとも活用してみてはいががでしょうか。

最後になりますが、本件はあくまでも個人的な記事でして、インストールやデータダウンロードにつきましてはあくまでも自己責任にてお願い申し上げます。

おしまい。

Posted from SLPRO X for iPhone.

最新情報をチェックしよう!