片倉・戸面原と房総各所をトレイルした後、2週間ぶりにホームに帰還しました2/12(土)はHさんをお迎えしての「おやらかしガイドサービス」を開催いたしました。
魚探(GPSマップ・サイドイメージ・ライブスコープ)などの使い方、亀山の地形変化などのポイント紹介、真冬の釣り方など精一杯ガイドをさせていただきまして、何かしらのお役に立てたのなら幸いでございます。
本記事の目次(約3600文字)
Contents
今回はHさんをお迎えしてのガイドです
大してオサカナも釣れないワタシではありますが、皆さまの何かしらのお役に立てるのならということで、リクエストを頂戴いたしましたので久しぶりのガイド出船と相成りました。
第一回おやらかしCUPに参加いただいたHさんです
今回お迎えしたのは、
・1月の第一回おやらかしCUPにご参加いただき
・普段は将監などがホーム
・亀山はあまり浮いたことがない
というHさんでして、
・ハイテク魚探の使い方
・亀山のポイント紹介
・冬のオサカナの釣り方
をメインにガイドさせていただくことになりました。
Hさんは真冬の「第一回おやらかしCUP」に防寒をお持ちにならないほどの猛者のおかたでして、ワタシも気合いを入れてお迎えすることにいたしました。(笑)
積雪が心配でしたので遅めの出船です
関東は2/10(木)にかなりの雪が降りまして、亀山への道中の積雪が心配だったのでギリギリまで開催を慎重に判断したのですが、雪は溶けたものの凍結リスクを避けるため遅めの出船にさせていただいた次第です。
つばきもと周辺も雪は全て溶けていまして道中はABSが作動するようなキケンな箇所も特になく、
9時出船のお約束をしたので30分前に無事につばきもとさんへ到着です。(決してお寝坊さんではありませんです)
すでにHさんはお見えになっていたので、ここからダッシュでボートセッティングを済ませて、9時過ぎに無事に出産となりました。
おやらかしガイド・午前の部
午前の部は、冬の亀山のポイント紹介からスタートです。
ワタシは別にトーナメンターでもなく「隠したい情報」がないので、ワタシが持っているポイント情報を余すことなくお伝えいたしました。
白鳥島エリア
まずはつばきもとの目の前の「白鳥島エリア」からスタートです。
白鳥島は島の先端を囲うようにブレイクラインが入っていて、
・島まわりはシャローフラット(スポーニングエリア)
・沖にいくにつれてだんだん深くなる
といった地形です。
朝・夕のフィーディング系のオサカナや、居残り系のオサカナで一発狙うのなら間違いなくシャロー側なのですが、
ワタシみたいなコモノは、基本的には7m〜10mあたりをダウンショットやメタルバイブで釣っていきます。
基本的には沈みモノが少ない白鳥島エリアですが、魚探掛けをすれば何箇所かオダが沈んでいますので、そんなところはGPSマップにマークの上、ネチネチ攻めてみることをオススメします。
またリバーチャネル(水色表示)の両脇の7m〜10mあたりのブレイクラインも冬のエリアとなっているので、ダウンショットやディープクランクのドラッギングなどもオススメです。
岩の上島・つぼりとエリア
お次は岩の上島・つぼりとエリアでして、
・医院下からの川筋とおりきさわからの川筋が合流する大場所
・ハイシーズンはフィーディングポイント
でございます。
冬は深いエリアをネチネチやっていくしかないのですが、ハイシーズンは巻物を含めいろんな釣りが楽しめる大場所ということをお伝えいたしました。
医院下エリア
午前中のラストは医院下筋でして、
・奥に行くほどだんだん浅くなる
・レイダウンエリアは要注意
・最奥の「どん突き」は巻物も楽しめる
というようなことをお伝えしまして、
12月のクリスマス時期にスピナベで釣れたポイントなどもご案内しておきました。
釣り方のアドバイスなど
広い亀山でピンを釣るのは大変ですし、別にピンではなく面(エリア)で釣れるところはたくさんあります。
・等深線をにらめっこしながら地形的大場所を絞る
・もちろん目に見えるカバー/レイダウンもお忘れなく
・フィネスだけでなく巻物も普通に釣れるので、適材適所でルアーを投入(引っ掛かりそうなところはクランクよりもスピナベを)
・崩落系の沈みモノは、周りの景色を要チェック
といったところをお伝えしまして、午前中のガイドは終了となりました。
おやらかしガイド・午後の部
一旦桟橋に上がってランチ休憩を取ったあとは、12時半頃から午後の部をスタートしました。
ウルトラ2台セッティング
Hさんもワタシと同じくウルトラ+GT54という魚探をお持ちでして、リンクケーブルさえあれば前後2台体制でライブスコープをシェアできるのですが、、、
残念ながら今回の釣行にリンクケーブルが間に合わなかったので、ワタシとHさんのウルトラをフロントに2台並べまして、午後は「ご自分の魚探」と「ライブスコープ」を両方見ながら、モノや地形やオサカナがどう映るのかをフロントで操船しながら体験していただくことにしました。
初めてライブスコープを生で見られるかたは皆さん画面に夢中になりまして、若干前方不注意になりがちですのでどうぞお気をつけくださいませ。(笑)
サイドイメージの原理
さっそくHさんからサイドイメージの見方についてリクエストを頂戴いたしました。
サイドイメージは少し特殊でして、自船の真下と左右のボトムを映すモノです。
ここからは右舷側だけで船の真下と右舷側のボトム状況を説明します。
真下の立木などは立体的に見ると↓のようなカンジになるのですが、、、
サイドイメージは3次元で水中を表現できないので、この自船の真下と左右のボトムを2次元(平面的)に開いてみますと↓のようになるのですが、
これがサイドイメージの基本的な原理でございます。
↑のサイドイメージ画面では、
・水深4.2m
・左右は18m
と表示されていますが、
・左右の4.2mまでは真下の情報
・左右のボトムは (18-4.2=13.8m) 13.8m分表示
・中央の黒い部分は真下の水中
を表していることになるわけです。
ヘタクソな絵と説明ですがおわかりになりますでしょうか。
実際に色々見ていただくのが一番です
ここから本湖方面に船を進めていただきまして、
フロント左側にはHさんのウルトラ(GPSMAP・2Dダウン・3Dサイド)、右側にはワタシのウルトラ(GPSMAP・ライブスコープ)を取り付けたので、2つの画面を見比べながら地形やモノがどう映るのかをご自分なりに理解いただくことにしたわけです。
サイドイメージとライブスコープを見比べるのは見ている振動子の角度が異なるので中々ハードルが高いのですが、
どんなに2Dダウン・3Dダウン・3Dサイドをプロ級に使いこなせたとしてもこれらは実際に船を通した「過去の映像」でして、
そこに行かなくてもリアルで映せる「ライブスコープ」とは魚探の質が異なるということをご説明させていただきました。
空気を読まず釣るオトコ
さてさて、本湖だんだん・ホテル下などを行脚しつつここまで完全ノーバイトのおやらかしガイドでして、ラスト一時間はつばきもと周辺で何とかオサカナを釣っていただくべくワタシの操船にチェンジです。
岩の上島沖・白鳥島あたりをメタルで空爆していたのですが、やはり最後はこのエリア最大の大場所「馬の背」へ船を進めました。
で、下船時間間近まで2馬力にてメタルを空爆してみたところ、、、
ほいっ。
スミマセンです、ワタシにバイトが出てしまいまして、何とも空気を読めないオトコで申し訳ございませんです。(笑)
ということで、せめてものお詫びとして下船後にワタシの愛用の「メタルバイブ」をいくつか差し上げてガイドサービスは終了となりました。
お寒い中Hさんには1日一生懸命釣りをしていただきましてありがとうございました。
第二回おやらかしCUPの参加募集
最後になりますが、第二回おやらかしCUPを3/20(日)に開催することになりました。
既に20名様程度の参加予定があるのですが第一回大会を経て運営も慣れてきましたので、5名様程度ではありますが当ブログ読者さま向けにエントリーの募集をさせていただきます。
ご参加を希望されるかたは、
・当ブログへのコメント
・TwitterへのDM
にてご一報いただければ幸いでございます。
精一杯ガイドをさせていただきましたが、ワタシの力が及ばすHさんにオサカナを釣っていただくことは叶いませんでしたが、少なくとも亀山にオサカナはいることだけは証明できたのでお許しいただければ幸いです。
この厳しい時期に次の日も連闘で復習をされたそうでして、その強靭な精神力がきっと近いうちにオサカナをもたらしてくれると確信しております。
おしまい。
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