8/19の「鬼やました大勝負」を快勝してバス釣りをやめずに済んだおやらかし大魔王でして、いよいよ長年の目標だった「バスとヘラの二刀流」に向けてヘラ釣りのお勉強を始めることにした次第です。
幸いにもワタシには、「ヘラバッグを担いでウン10年の愉快な父上」がいますので、いよいよ一子相伝の父上のヘラ釣りを覚え始めているのですが、いやぁヘラ釣りは相当難しいなぁというのが正直な感想でございます。
本記事の目次(約3600字)
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8/15(月) 故郷・浜松にてヘラデビュー
コロナが落ち着いてきた昨年8月に久しぶりに故郷・浜松に帰省しまして、いよいよヘラ釣りデビューのために「ヘラのイロハ」をマスターすべく愉快な父上のヘラ道場に入門することにしました。
仕掛け作りとエサ作り(1日目)
とにかくヘラ釣りを始めるにはヘラの仕掛けが作れないとオハナシにならないわけでして、、、
■針を結ぶ
バス釣り用の針(ワームフック)にはアイがあってそこにラインをユニノット等で結べばOKなのですが、ヘラ釣りの針はラインアイがなく専用の糸巻き機にてハリスを結ぶことになります。
ちゃんと父上に糸巻き機の使い方をレクチャーしてもらったので、自分でハリスの長さを決めてひたすら針を結んでいきまして、最初は失敗ばかりでしたが慣れればどうってことはありません。
■父上式のヘラ仕掛け
・穂先に結ぶチチワから始まって
・穂先に絡まないように先だけミチイトを二重化
・ミチイトを竿の長さ分取って
・ウキ止めを2つ タナ取り用目印を1つセット
・オモリセット用のパーツ経由でハリスを2本セット
とこんな感じなのですが、これを竿(の長さ)ごとに用意する必要があるわけです。
初心者にはかなり大変な作業でしてひとつ作るのに3時間掛かりましたが、まあ慣れてくればキャロをリグるようなものでしょうか。(笑)
■エサ作り
これまたチンプンカンプンなワタシに門外不出・秘伝の配合のレシピを伝授されまして、
・エサの作り方(水の足し方と混ぜ方)
・押し練りのしかた
・むやみにエサをいじらないこと
などなど、実家のキッチンにて実演いただきまして、夜中まで掛かって何とかヘラ釣りデビューに向けた準備が整いました。(嬉)
浜松の野池にてヘラデビュー(2日目)
2日目はいきなり実践となりまして浜松の野池にてさっそくデビュー戦です。
■タナ取り3年
ヘラ釣りの基本は底釣りからということで、まずはタナ取りからスタートです。
・ウキとオモリのバランス
・底の取り方
・タナの取り方
などなど覚えることは山ほどあるのですが、いかんせん理屈がわからないので最初は言われるがままのおやらかし大魔王でございます。
■振り込み3年
ようやくタナが取れたらいよいよエサを付けて振り込んでいくのですが、これまた「振り込み3年」なのでいきなりはウマくいかないわけです。
が、バス釣りでいうところの「ピッチング」に似ているので、まあやってやれないことはないといった感じでしょうか。(笑)
■エサ撃ち3年
ヘラ釣りはウキの動きが全てなので、エサを撃ってからウキの馴染みを見つつエサを調整してアタリを取っていくのですが、もうこれは慣れるしかありません。
■マブナを1枚
父上のスパルタ調教に堪えながら釣りをするものの一向にオサカナは釣れないワタシでして、時間ばかりが過ぎていきます。
が、午後にようやくウキが動くようになりまして、、、
ほいっ。
これがおやらかし大魔王の記念すべきオサカナなのですが、、、
ん?
ヘラブナというのはもう少し背中が盛り上がってカッコいいオサカナでして、これはどう見てもマブナ(半ベラ)でございます。(泣)
どんまい。
タナ取り3年・振り込み3年・エサ撃ち3年を足すと合計9年掛かるところを座学含め2日で叩き込まれたことを考えれば上出来でしょうか。
聖地亀山でのヘラデビュー3部作
8/21(日) ついにヘラデビュー
8/19(金)の鬼やました大勝負に快勝したので、中1日おいた8/21(日)についに亀山にてヘラ釣りデビューです。
今回は医院下でヘラ釣りデビューをすることに決めていたので、移動用のエレキセットとヘラの道具を積み込みます。
わざわざネームプレートに「ヘラ釣り」と書くこともなかろうにと思うのはワタシだけでしょうか。(笑)
医院下へ直行してちょっとワンドっぽくなっているところに船をロープで係留するのですが、これがまたウマくいきません。
さすがに船の係留の仕方までは教わっていないので、とりあえず我流にて何とか係留完了です。
今回は12尺の竿を出しての宙釣りをすることにしまして、エサを準備してスタートしました。
ヘラ釣りをマスターするのに正攻法では9年掛かってしまうところを時間短縮するため、使えるものは全て使うべくライブスコープも投入です。
エサを撃ってライブスコープを眺めているとワラワラとオサカナが寄ってくるのが見えるのですが、、、
ほいっ。
釣れるのは亀山名物・ワタカばかりでして、結局5時間ほどエサを撃ちましたがワタカを10本ほど釣ってこの日は終了となりました。(う〜ん、ムズカシイ)
ヘラの道具をすべて片付けて終えて下船まで1時間ほどあったのでここからつばきもとに戻りながらのバス釣りです。
バス釣りタックルを1本だけ船に積んでいたので馬の背あたりに急行しまして(ヘラ釣りポイントではバス釣りはしないことにしました)、、、
ほいっ。
カバースキャット2.5にて何とか1本オサカナに触ることができたのでヨシとしましょう。(嬉)
8/27(土) ヘラ釣りリベンジマッチ
始めたからには何とかヘラブナを拝みたいワタシは8/27(土)にリベンジマッチを敢行です。
この日はヘラに専念すべくつばきもと桟橋の14ft艇にて釣りを始めます。
この日も12尺の宙釣りをチョイスしましてエサ撃ちを始めたのですが、ギルとワタカ攻撃にてエサがタナに馴染みません。
■エサが馴染まない
・エサを撃ってエサがタナまで届くとウキがすっと馴染む
・ここからエサが落ちていくとウキがエサ落ちメモリまで上がってくる
・エサ落ちメモリまでウキが上がったらもうエサがないので回収
となるのですが、ウキが馴染む前に(つまりエサがタナに届く前に)ギルやワタカにやられてしまって勝負にならない状況です。(泣)
エサを硬めに練ってタナに届くようにしたり、ウキとオモリの組み合わせを変更してエサが早くタナに届くようにしたり、、、シロウトにはやることが多すぎて若干テンパっているわけです。
■この日のハイライト
ようやくウキが馴染むようになってきてアタリを取ったところギュイーンと糸が走りまして、、、
ん? これはバス?
と一瞬思ったのですが、どうやらヘラのスレ掛かりのようです。
ヘラブナも口にちゃんと掛かれば竿を立てて寄せられるのですが、スレ掛かりではオサカナは自由に泳げるので止まるはずもなくここから大立ち回りが始まりました。
止まらないオサカナをひたすら堪えること5分、、、
ほいっ。
スレ掛かりではありますが、これが夢にまで見た亀山のヘラブナでございます。(嬉)
結局この日もちゃんとヘラブナを釣ることができませんでしたが、ヘラのお姿は拝めたので一歩前進といったところでしょうか。
8/28(日) ついに聖地亀山の尺ベラをゲット
ウキが馴染まない対策を父上に教わったので、次の日も連闘にて亀山へ出撃です。
つばきもとに到着した途端に土砂降りになりまして、一瞬バス釣りの誘惑に駆られますが初志貫徹ということでヘラ釣りに専念します。
今回は手漕ぎ14ftにてつばきもと旧桟橋の脇に船を付けまして、18尺の宙釣りにチャレンジです。
エサを撃ち始めて毎度お馴染みのワタカ攻撃を受け10本ほどワタカを釣ったのですが、これは仕方ないのでひたすら堪えるしかありません。
1時間ほどでワタカ攻撃が終わりましてようやくウキが馴染み始めたところ、アタリにアワせたところまたまたラインがギュイーンと走りましてまたスレかと思ったのですが、よ〜く見るとちゃんと食っています。
が、全然オサカナが止まる気配がなく、バス釣りとはまた趣の違うヒキを存分に楽しみまして、、
ほいっ。
あら〜っ、これが亀山の尺ベラでございます。
これだけでも相当嬉しいのですが、ここからゾーンに入りまして、、、
この日釣ったオサカナは全て尺ベラというゴキゲンなおやらかし大魔王でして、これがまさに三度目の正直でございます。(嬉)
むすび
「ヘラに始まりヘラに終わる」という格言があるほどのヘラブナ釣りですが、バス釣りとは違った趣がありまして完全にヘラ釣りの虜になりました。
バス釣りとヘラ釣りの二刀流は時間的制約もあり中々ムズカシイのですが、あまり気負わずにやりたいときにやりたい釣りをしていこうと思います。
おしまい。
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