この週末は、釣りをお休みして、奥さまと日光あたりをフラフラしてきました。
SNSデトックスの次は自身のデトックスとして、日曜日にマイナスイオンをたくさん浴びながら日光の寺社仏閣をたくさん巡ってきまして、少しだけ賢くなった気がしているワタシです。(笑)
今回は全く釣りの話ではありませんが、関東在住のかたには、釣りの合間の家庭サービスに日光はうってつけなので、ご家庭をお持ちのかたに参考になれば幸いでございます。
日光と言えば東照宮
日光東照宮は何度か行ったことはあるのですが、何と言っても今年は「御鎮座400年」にあたる年でして、それはもう大変な賑わいでした。
東照宮はお宮さんでして、「東照大権現さま」を神様としてお祀りしているのですが、、、
???
誰だそれっ。
歴史の教科書に出てきたこちらのおかた、
「徳川家康公」
ですね。(笑)
まずは石の鳥居さんから
参道をテクテク歩いていくと、まず目に入るのが石でできた鳥居。
こちらは、関ヶ原でも活躍した、黒田長政公が寄進した鳥居だそうでして、鳥居にお名前が刻まれていました。
数年前に大河ドラマでやっていた黒田官兵衛さんの息子さんですね。
へぇ、黒田家は本姓は藤原氏を名乗っていたのですね。
本姓というのは、名字とは違って朝廷から与えられる姓でして、徳川家は源氏ですので、朝廷には、徳川家康ではなく源家康と名乗るわけでございます。
神厩舎の三猿さん
さてさて、参拝のため歩みを進めていくと、
有名な、神厩舎の三猿。
右から、見ざる、言わざる、聞かざる、を現している三匹のお猿さんの彫刻です。
子供の頃は、世の中の悪いものは避けなさい、といった意味だそうです。
休みのたびに釣り三昧なワタシは、悪いオトナになってしまいましたが、、、。(爆)
残念ながら、現在は修復中でしたので、飾ってあったのはレプリカでした。
陽明門から本殿へ
そして、東照宮の最大の見所はやはり陽明門。
しか~し、、、
こちらも修理中でして、御鎮座400年に合わせて、逆算して直せばいいのにと思うのはワタシだけでしょうか。(泣)
とりあえず、東照宮のWebサイトからお写真を拝借しました。
そして、陽明門をくぐると、いよいよ唐門と本殿です。
この唐門の奥に本殿がありまして、大権現さまはそこに祀られているわけです。
何はさておき、奥さまとワタシの健康祈願をしておきました。
忍耐の奥宮さん
しかし、これでおしまいではないのが東照宮さん。
奥宮と呼ばれる家康公の墓所がさらにこの奥の山の上にありまして、、、
その途中の門の中に飾られているのが、有名な「眠り猫」の彫刻でして、
はい、こちらも修復中でして、レプリカでございます。(泣)
どんまい。
ここから石段を200段登ったところに家康公の墓所がありまして、
途中には、あの有名なオコトバで参拝者を激励してくれましたが、
この年になると、石段200段は、ほとんど拷問でございました。
「人生も釣りもそう簡単にはウマくいかないので、まあボチボチやっていきましょうか」ということで、よろしいのではないでしょうか。(笑)
特別公開の五重の塔
そして、また入口の鳥居のところまで降りてきましたが、御鎮座400年ですからまだ終わりません。
入り口の左手にある、五重の塔。
こちらの心柱と一階部分の外周が特別に公開されていまして、お写真はありませんが、金箔で被われた立派な心柱を見ることができました。
そして、一階の部分には、干支の彫刻が飾られていまして、、、
ワタシの干支はイノシシでして、
動きのついた立派なイノシシでございました。
〆は宝物館
で、東照宮の〆はこちら。
刀などのお宝は、この宝物館にたくさん飾られています。(もちろん館内のお写真はNGです)
喫茶店も併設されていますので、一休みするには丁度よろしいかと思います。
これで、東照宮はおしまいなのですが、ひととおり見学して、ざっと二時間半といったところでしょうか。
修復中のモノが多かったのですが、御鎮座400年の特別公開のモノもありましたので、満喫することができました。
(祝) 御朱印デビュー
今回から、寺社の拝観時にちゃんと御朱印をいただくことにしましたので、、、
ほいっ。
こちらが東照宮の御朱印でございます。
日光山輪王寺
東照宮のお隣にある輪王寺(りんのうじ)。
延暦寺でお馴染みの天台宗のお寺で、今年は開山1250年にあたるそうですね。
東照宮は御鎮座400年ですから、輪王寺は比較にならないほど歴史のあるお寺なのです。
本堂にあたる三仏堂は、東日本で最も大きい木造建築だそうでして、、
ほいっ。
こちらも大修理中。(泣)
拝観料を払えば、修理の様子は見られるのですが、わざわざ見るほどのこともないところでしょうか。
御朱印さんはこちら。
このお寺はものすごく敷地が広くて、あちこちに名所が分散しているので、のんびりしていると日が暮れてしまいます。
常行堂でありがたい講話を
お次は常行堂。こちらも輪王寺の施設でして、修行の道場でございます。
今回、この常行堂でお坊さんの講話を聞く、という悩ましいイベントがお宿の宿泊プランに含まれておりまして、、、
ありがたい講話を前に、正座は3分ももたなかったことはナイショです。(笑)
修行は落第でしたが、御朱印はいただきましたよ。
・守り本尊
生まれ年の干支により、生まれながらに守り本尊が決まっていて、一生守り続けてくれる仏さまなのですが、、、
亥年生まれのワタシの守り本尊は、
「阿弥陀如来」さま
でございます。
ネットでググればいくらでも出てきますので、皆さまもご自分の守り本尊を一度確認されてみてはいかがでしょうか。
いよいよ大猷院
大猷院、徳川家光公の墓所でして、名前は家光公の戒名
「大猷院殿贈正一位大相国公」
から取ったものですね。
ちなみに、家康公は、
「安国院殿徳蓮社崇誉道和大居士」
秀忠公は、
「台徳院殿興蓮社徳譽入西大居士」
でございます。
まずお出迎えは、仁王門さん。
口を閉じた阿形さんと口を開いた吽形さん。
阿吽の呼吸の語源と言われている金剛力士像です。
こちらは夜叉門さん。
キレイな4体の夜叉が安置されていました。
お名前は、、、覚えられないのでパスです。(笑)
いよいよ本殿に向かいまして、唐門がお出迎え。
拝殿、相の間、本殿さん。
これら3つが国宝に指定されています。
本殿では、
・狩野探幽の唐獅子
・家光公の鎧
・目玉の、家康公の御位牌
を見学しましたが、当然は写真NGですので、記憶に留めておきました。
そして、本殿の裏手にある皇嘉門。
ここが、家光公の墓所でございます。
最後に、御朱印をいただきまして、大猷院はおしまいです。
日光二荒山神社
ラストは、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)。
律令制の下野国(現在の栃木県)の一宮。
お宮さんにも格式がありまして、その地域で最も格式の高いお宮が一宮です。
埼玉あたりだと大宮の氷川神社、千葉あたりは香取神宮、ワタシのふるさと浜松あたりは森町の小国神社が一宮でして、、、
皆さまの地域の一宮はどんな神社なのでしょうか。
ということで、二荒山神社は東照宮よりも古くて、東照宮とは別の性格の格式あるお宮さんなのです。
さっそくお参りに行くと、またしても本殿は修理中。
基本的には、日光は全部修理中と思ったほうがよいです。(笑)
樹齢は知りませんが、立派な御神木。
もちろん御朱印もいただきました。
ラストは神橋
とりあえず、東照宮あたりの山を降りまして、
お腹が空いたのでお蕎麦をいただき、
大谷川沿いを散歩しながら、
パン屋さんを徘徊して、
ラストはこちら、神橋さん。
こちらは、二荒山神社に属する橋で、高貴なかたが日光参拝するときのみ渡ることができた橋だそうですね。
今にも崩れそう、と思うのはワタシだけでしょうか。
東照宮、輪王寺、二荒山神社をくまなく回るならやはり半日では厳しく、1日のんびりと観光するのがよろしいかと思います。
普段は、日光詣というと東照宮をちょろっと見ておしまいだったのですが、こうしてゆっくりと観光するのがオトナな旅というものでしょうか。(笑)
ということで、マイナスイオン全開の日光詣の記事もこれでおしまいです。