全国200人の読者の皆さま、大変ご無沙汰しておりましたが元気にお過ごしでしょうか。世の中をあっという間に変えてしまったコロナウィルスにてブログ執筆を自粛しておりましたが、緊急事態宣言も解除され少しずつ世の中も落ち着きを取り戻しつつありますのでボチボチブログを再開することにしました。
コロナが牙をむく前の3月末に予定していたノリーズ・津輕プロの「スピナーベイト道場」がようやく先週土曜日(6/27)にお願いできることになりまして、できの悪い門下生ではありますが一生懸命スピナーベイテイングの習熟に励みましたので、その様子をコロナ自粛明け記事の第一弾とさせていただきます。
コロナ緊急事態宣言下の暮らしぶり
2月あたりから雲行きが怪しくなり始めたコロナさんは3月には首都圏あたりで猛威を振るい始めましてあっという間に世の中の暮らしぶりを一転させてしまいました。
3月下旬に予定していたスピナーベイト道場は当然延期、4月上旬に予定していた愉快な父・兄との亀山春合宿はもちろんのこと、そもそもが外出すること自体がリスクとなり4月からオシゴトも完全テレワークとなったわけです。
そんな中ホーム・亀山ダムのボート屋さんも4月上旬からひと月半ほど営業自粛となりまして、ワタシなどもしばらく釣りとは無縁の生活を強いられてきましたが、首都圏の緊急事態宣言もようやく解除されて少しずつ平穏な毎日に戻りつつある今日この頃でしょうか。
亀山・つばきもとさんの近況
ワタシのホーム亀山・つばきもとさんでは、コロナ営業自粛期間を利用して少し狭かった桟橋の拡張工事をされたそうでして、桟橋を下りて左側には14ftと11ft艇が右側には12ftと10ft艇がキレイに係留されております。
どの船を利用するにもカート2台分の幅がきちんと確保されたため準備や後片付けが今まで以上にやりやすくなったのではないでしょうか。
ひとつだけ気になるのは、「桟橋が少し高くなったため12ft艇への乗り降りの段差が増えた」ことでして、12ft艇を利用されるかたは乗り降りには充分にお気をつけいただければと思います。
6月一杯までの各ボート屋さんでの1日30艇の出船制限は7月からは解除されましたが、外デッキでの受付等の3密防止策は継続となりますのでマスクは忘れずに持参しましょう。
6月の試運転は上々です
ということで、6月に何度か亀山詣でをしたワタシでして、「TDハイパークランク」や「03ハンツ」にて相変わらず1日数本の釣果ではありますがボチボチ釣りを再開している状況でして、
さらに新しい世界を切り拓くために、3月に延期となっていたスピナーベイト道場を6月末のタイミングでお願いすることにした次第です。
ノリーズ・津輕プロのスピナーベイト道場へ
ノリーズ・津輕辰彦プロ
ノリーズのプロスタッフにして、アザーセルフやフィッシングガレージブラックなどのサポートプロでもある津輕辰彦プロ。
ワーム類は一切投げないしそもそもワームを持っていないという生粋のハードベイターであり、H-1GPXにて目覚ましい活躍をされているおかたでございます。
そんな津輕さんのWebサイトはこちらからどうぞ。
もちろん以前からお名前は存じ上げていたものの中々接点がなかったのですが、去年たまたまブラックさんに寄り道したときに偶然お会いすることができまして、
さっそくご挨拶させていただいて機会があったらスピナーベイト道場をお願いしたい旨をお伝えした次第です。
スピナーベイト道場の申し込み
スピナーベイト道場は津輕さんのWebサイトにて告知・募集がされます。
・Webサイト記事
・申し込みはメールにて
まずはメールにて希望をお伝えしまして日程がうまく合えばスピナーベイト道場の詳細について津輕さんからメールが届きます。
それらをきちんと確認して自分が納得できるようでしたら、メールにて本申し込みの運びとなるわけです。
ちなみにフィールドは相模湖や亀山湖・新利根川などを中心に道場をお願いできるのですが、やはり人気となるのは圧倒的に相模湖だそうです。
いざ亀山・のむらボートさんへ
6/27(土) 5:30に亀山・のむらボートさんに集合とのことでしたので、去年惨敗したノリーズCUP以来となるのむらボートさんに早めに出勤しました。
今回はリール以外はすべて貸していただけるとのことなので、フロロ14ポンドとナイロン12ポンドラインを巻いたベイトリールを2台持参しまして、
さっそく津輕さんにご挨拶して道場のお代をお支払いした後、船に乗り込みましてスピナーベイト道場がいよいよスタートです。
釣れるスピナーベイティング
スピナーベイトが釣れるルアーとなるかボックスの肥やしになるかは、
・道具立て(タックルセッティング)
・キャストとリトリーブ方法
・ルアー選択と引くレンジ
・フッキング
・スタックの回避方法
など、津輕式スピナーベイティング理論をいろいろ教わりながら1日ひたすらスピナーベイトを投げ倒しまして、ようやくイロハのイくらいは理解できた感じでしょうか。
今回のお品書き
今回のお品書きはもちろんスピナーベイトオンリーなので、ロードランナーヴォイスハードベイトスペシャルの600Lと640MLをお借りしまして、、、
600Lにはナイロン12ポンドを合わせて少し弱めのスピナーベイトを、640MLにはフロロ14ポンド合わせた強めのスピナーベイトをセットしました。
ロードランナーヴォイスハードベイトスペシャルのWebサイトはこちらから。
まずはキャストとリトリーブの練習から
スピナーベイティングで最も大切なことは、「一定のレンジを一定のスピードでリトリーブすること」でして、
まずはこれをマスターするために、表層直下を一定のスピードでスピナベをひたすら巻くことからスタートです。
ロードランナーは良く曲がるのでキャストは田辺さんのようにちょいちょいと軽く投げればOKですが、大事なのはキャストした後のリトリーブでして、
・ロッドとライン・ルアーは一直線になるように
・できるだけロッドは高い位置で平行に
これをすることで、スピナーベイトがロッドティップ・ラインに引っ張られずに適度なラインスラックを出すことによりスカートがフワフワと揺れる動きが実現できまして、リトリーブ時にロッドティップが小刻みに縦に振動していればOKだそうです。
イメージとしてはジョイクロ178でラインを弛ませながらS字を描くあの感じでしょうか。
レンジの考え方
表層直下を一定のスピードでリトリーブできるようになったら、後はルアーを引きたいレンジに落としてからリトリーブすればOKでして、
・ボイル撃ちは表層直下
・スピナベのブレードがはっきり見えるレンジ
・スピナベのブレードがギリギリ見えるレンジ
・ボトムギリギリをスローリトリーブ
とりあえずはこのくらいのレンジ分けをすれば充分でして、応用としては狙いたい水深までカウントダウンしてフォールさせてから巻けばレンジは自在になるのですが、いきなりそこまでは難しいので少しずつバリエーションを増やしていこうと思います。
強いスピナベと弱いスピナベ
ノリーズのスピナーベイトと言えば泣く子も黙る「クリスタルS」シリーズですが、いろんなモデルがあるのでワタシなどは何をどう使えばいいのか混乱するわけです。
そんなときには毎度お馴染みのチャート表を見るのが一番でして、、、
ワタシの理解は、強めのクリスタルS1/2オンスと弱めのディーパーレンジ1/2オンスの2タイプがメインストリームで、周辺のシリーズは特殊な状況で使い分けをしていくオプショナルルアーといったところでございます。
実践・おやらかし式スピナーベイティング
ということで、5時半過ぎにのむらボートさんを出船しまして、まずは岩の上島あたりでキャストと表層直下リトリーブの特訓から。
1時間ほどでそれなりに仕上がってきたので、いよいよ実践編ということで猪の川へ船を進めます。
衝撃のメザシフィッシュ
ホウショウのあたりはオダや倒木など沈み物やレイダウンがあったりしまして、なるほどこういうところをスピナベで流していくのかと遺伝子にインプットしていたところ、不出来な門下生にさっそくバイトが出まして、、、
ほいっ。
スピナーベイト道場にあるまじきメザシのようなバスがディーパー1/4オンスに果敢にアタックしてきまして、少なくともこれでボウズは回避です。(嬉)
虎の子のヨンマルを、、、
さらに猪の川を上流に流していきまして、ちょいとややこしいところにスピナーベイトを投入したところ、ヨンマルさんがひったくっていくのが見えたのですが、、、
ポンコツ門下生はバイトが出たあとの「その先」をどうしていいのかわからなくなりまして、あろうことかまるで金縛りにあったようにカラダが硬直したままそのままリトリーブを続けるわけです。(爆)
当然フッキングできていないのでフックが刺さっているはずもなく、船べりでジャンプ一発サヨウナラ〜となった次第です。(笑)
ということで、おさらいをしますと、、、
・キャストはロッドを曲げてちょいちょいと
・リトリーブは一直線にロッドティップを曲げるべからず
・フッキングはロッドでアワすべからず、高速リーリングで巻き合わせをすべし
・アワセた後は、ロッドのしなりを充分に活用して思い切りファイトすべし
最初のうちはキャストとリトリーブだけで精一杯だったので、フッキングやファイトのことまでアタマが回らずに不始末をしでかしたのですが、この次はきっと大丈夫かと。(笑)
が、ヤル気と反比例してバイトは徐々に遠のいていきまして、ワタシのスピナーベイト道場は堂々のメザシ1本という釣果で終了となりました。
いわゆるフィッシングガイドに求めるモノは人それぞれなのですが、ワタシは釣果を求めていたわけではありませんのでメザシ1本でもどうってことはないわけでして、
それよりも猪の川・長崎・おりきさわ上流・医院したなど主に上流域のスピナーベイトの出しどころを身をもって体験できたことのほうが大切でして、読者の皆さまにはおやらかし式スピナーベイティングのこれからの伸び代にご期待いただければ幸いでございます。(笑)
センセイの釣り方をアレコレと
1日センセイとの同船を通して、いろいろと釣り方や極意を見聞きしたワタシでして、
・ボートで流すスピードやボートの距離感
・キャストコースとモノへの当て方
・スピナーベイトのローテーション
・スピナーベイトでのボイル撃ち
・スピナーベイトでのサイトフィッシング
・ボトムを取ってのスローリトリーブ
・スピナーベイトでのパンチング
など、貪欲におやらかし遺伝子に情報をインプットしていきまして、そんな質問魔のワタシにセンセイは惜しみなくアレコレ教えていただいたわけです。(嬉)
その中でも一番衝撃だったのは、センセイが医院下あたりでお手本としてデカコロをアオヤロウの中にぶちこみまして、、、
ほいっ。
瞬殺でございます。(笑)
アオヤロウの下はプレッシャーは低いので、スピナーベイトが入りさえすれば強いスピナーベイトでOKというパンチングの釣りを間近で見せていただきました。(嬉)
そんな津輕センセイのスピナーベイティングの動画が公開されていますので、ポンコツな門下生の怪しい情報よりも↓の動画をご覧いただくのがよろしいかと思います。
ということで、ワタシの得意ルアー
・ブルサンパチのテキサス
・TDハイパークランク
・ハンツ+ドライブシャッド
に加えて、まもなく「クリスタルS」が追加されるはずですので、いろいろと忘れないうちに反復練習をしようと思います。
衝撃的に釣れない不出来な門下生で恐縮ですが、津輕さんには楽しく刺激的な1日を過ごさせていただきましてありがとうございました。
おしまい。