お久しぶりのロッドインプレシリーズは、DAIWA STEEZシリーズのバーサタイルスピニングロッド キングボルトF-Specのご紹介です。
キングボルトF-Specのスペックは
こちらはご存知オカッパリのプリンス・川村光大郎さんプロデュースのロッドでして、
「FINNESSE VERSATILE」の名のとおりライトリグ全般用のスピニングロッドです。
型番は、STZ641LFS-SV ということで、
- Rod Length: 6.4ft
- Rod Weight: 96g
- Power: Light
- Action: Fast
- Lure Weight: 1/32 – 1/8 oz
6.4フィート 1ピース ライトクラス ファストテーパーでSVFコンパイルX仕様のスピニングロッドです。
S-Specはワタシオリジナルのティップを詰めたショートスペックの略ですが、F-Specはフィネススペックの略でオリジナルである6.8ft Mパワーのキングボルトをベースに、よりフィネス方向に振った仕様となっております。
キングボルトF-Specの使用用途
ライトリグ全般用のバーサタイルスピニングですが、ワタシはオカッパリではスピニングはあまり使わないので、房総リザーバーでのフロロ用スピニングとして
- レッグワームなどのダウンショット
- ドライブクローラー3.5などのネコリグ
- ドライブスティック3などのノーシンカー
- セクシーインパクトなどのライトキャロ
などのリグに投入しております。
が、スピニングのリグチェンジはめんどくさいので、実際のところはほぼ「ダウンショット専用機」でして、
ハイシーズンにダウンショットを使うことはほとんどないのですが、冬にオサカナに触るにはどうしてもダウンショットが必須でして、ワタシには欠かせない1本となっております。
キングボルトF-Specの特徴
このロッドの特徴は、
- 6.4ftという適度な長さ
- ワンハンドキャスト可能な軽さ
- SVFコンパイルXによるキンキンの感度
などが挙げられるのですが、
ワタシがこのロッドが大好きな1番の理由は、
「スピニングで珍しいパリっとした掛け調子のロッド」
ということでして、ダウンショットなどでシンカーを引っ掛けながらズルズルとしているときのコンというバイトを即アワセでフッキングに持ち込めるわけです。
先日奇跡的に2位フィニッシュした片倉さんでのブラックカップの2本のオサカナは、オジさん釣法での貴重な2バイトを全てこのキングボルトF-Specにてモノにした結果でございます。
スピニングロッドでは、ソリッドティップなどによる乗せ調子のロッドでキスバイトすらオートマチックフッキングしてしまうスゴいロッドが多数あるのですが、
基本的にワタシはベイトもスピニングも乗せるロッドよりも掛けるロッドが好みなものですから、そういう乗せ調子のロッドが好みのおかたには、このロッドは合わないかもしれません。
フックキーパーは便利すぎます
今はすっかりDAIWAロッドでもほとんどのロッドに付いているフックキーパーは、ワタシの記憶が確かならコータローさんの強い要望でこのキングボルトF-SpecがDAIWA初搭載モデルだったかと思います。
コイツの最大の利点はダウンショットのシンカーがジャマにならないことでして、ダウンショット専用機には欠かせない機能でございます。(嬉)
合わせるリールはイグニスタイプR 2003H
このロッドに合わせているリールは、イグニスタイプR 2003Hというモデルでして、
DAIWAのタイプRというのは、いわゆる「フロロ専用モデル」でございます。
DAIWAスピニングの型番表記
DAIWAスピニングの型番は、
- 上2桁はスプールサイズ
- 下2桁は糸巻き量(100m換算)
を表しておりまして、
例えばDAIWA伝統の2506番は、
- 2500番スプール
- フロロ6ポンドが100m巻ける
ことを意味しています。
よって2003番は、
- 2000番スプール
- フロロ3ポンドが100m巻ける
サイズでして、もうひとつの型番の2505番は
- 2500番スプール
- フロロ5ポンドが100m巻ける
ということを意味しております。
大遠投をするのなら糸巻き量の多い2505番がオススメですが、近距離戦のライトリグ専用機なら2003番で充分というのがワタシの見解です。
機関良好です
既にカタログモデルから落ちてしまったイグニスタイプRですが、数年ノーメンテで使用しているにもかかわらず滑らかな巻き心地をキープしているのはやはり「マグシールド」による恩恵が大きいかと思います。
05イグジストスティーズカスタムは、残念ながらゴリ感が出てしまったこととハンドルが逆回転するDAIWA病を発症してしまったので引退させましたが、現時点では何の不満もないのであと数年は現役で活躍してくれることでしょう。
結局のところ「タックルは自分で投げてみないことには良し悪しがわからない」というのが真理でして、
DAIWAロッドに興味がおありの読者さまは、ワタシのタックルでよければいつでもご自由にキャストいただければと思いますので、亀山あたりでお声掛けいただければ幸いでございます。
おしまい