11/6(土)は、コロナ禍でしばらく会えなかった故郷・浜松在住の愉快な兄貴と、久しぶりの兄弟水入らず釣行を楽しみました。 初めての戸面原ダムでの釣行だったのでどこで何をすればいいのかチンプンカンプンでしたが、何とか二人ともオサカナに触ることができまして、接待は成功裡に終わってひと安心の愚弟でございます。
本記事の目次(約5700文字)
Contents
親子3人水入らず釣行のはずが、、、
久しぶりの親子遠征
故郷・浜松に住む愉快な父上(ヘラ師)と兄貴(自称・野池のプリンス)は、コロナ禍の前は定期的に2人で関東遠征をしてワタシを含め3人で釣りを楽しんでいたのですが、コロナ禍でこの2年は関東遠征を封じられてしまいました。(泣)
そんな中、緊急事態宣言も解除されコロナさんの潮目が変わってきたということで、日帰り釣行ではありますが久しぶりの「関東遠征」を戸面原ダムにて開催する運びとなったわけです。
父上の落水事故
が、遠征前日の11/5(金)朝イチに兄貴から
「11/4(木)夕方に父上がヘラ釣りで落水した」
との連絡がありまして、 結果的には無事に生還したものの一歩間違えたら・・・というくらいの落水事故だったので、大事を取って父上はお留守番となり兄貴がひとりで遠征することになりました。
落水事故の詳細は割愛しますが、釣りの第一義は
「生きてちゃんと帰ること」
でして、 それに較べれば釣果などは二の次なオハナシですので、読者の皆さまにおかれましてはライブジャケットをきちんと着用の上、落水には充分にお気をつけていただければ幸いです。
愉快な兄貴の近況
筋金入りの釣り師の長男にもかかわらず、ほんの数年前までは釣り自体に何の興味も示さなかった愉快な兄貴でしたが、今やすっかりバス釣りが暮らしの中心になるほどの釣りキチとなってしまいました。(笑)
自称・野池のプリンス
ワタシや父上はいろいろと「やらかす」ことが多いのですが、長男らしくキリっと釣りをする愉快な兄貴でして、あまり「やらかした」というハナシを聞いたことがありません。
地元の野池にて順調に釣果を伸ばしておりまして、自称ではありますが「野池のプリンス」を名乗っているようです。(笑)
たま〜にオサカナの写真がTwitterにも上がってきますので、読者さまにおかれましては「おやらかしファミリーの長男で今や絶対的エース」となった愉快な兄貴をぜひともフォローいただければ幸いでございます。
↓愉快な兄貴のTwitterはこちらから
隠れDAIWA党
今回の兄貴の厳選されたお品書きを見たところ、
・TDハイパークランク
・水チューネズミ
・レッグワームダウンショット
・2WAYフィネスチューン(1WAY)
のベイトタックル2本・スピニングタックル2本の合計4本を船に積み込んだのですが、ふと見るとロッドが全部DAIWAでございます。(嬉)
本人は頑なに否定しますが、愉快な兄貴も隠れDAIWA党ということでよろしいのではないでしょうか。(笑)
伝家の宝刀 水チューネズミ&1WAY
そんな野池専門の兄貴の釣りはバンクのフィネスフィッシングがメインでして、
・野良ネズミにネイルシンカーを刺す水チューネズミ
・レイド2WAYを半分にしてネイルを刺す1WAY
こんなところを得意にしておりまして、ワタシなんかはポイっと投げて釣れるところを次々と行脚するのですが、兄貴は釣れると信じたところでタコ粘りする釣りを身上としておりまして、兄弟でも性格が全く違うわけです。(笑)
遠征三部作の第二弾
そんな兄貴が2年弱のコロナ禍での緊急事態宣言が明けたということで名門・五三川に遠征しまして、、、
ほいっ。
一見さんにキビしい名門・五三川の遠征を無事にクリアして、いよいよ遠征三部作の第二弾として関東の最後の楽園・戸面原ダムに乗り込むことになった次第です。
遠征三部作のラストがどこになるのかは愚弟は存じ上げませんが、個人的にはフィナーレはあのデスレイク・亀山ダムにチャレンジいただきたいものでございます。(笑)
戸面原ダムボートセンター現地集合です
さてさて、浜松から戸面原ダムまではおよそ300キロ・4時間の道のりでして、兄貴はワタシみたいなテキトーさはなく朝からちゃんと釣りをしたいタイプですので、5時半に現地集合することにしました。
レイクから戸面原までのルートがイマイチわからず、大事な接待に粗相があってはいけないので少し早めに出発をしましたが、大体亀山ダムへ行くのと時間的には変わらない感じです。
2年ぶりに兄貴と対面したところ益々クルマがバスアングラーっぽくなっておりまして、ワタシの「カンオケ」はロッドを何本も墓場に送ってきましたが、兄貴の「最新カンオケ」はきっちりロッドを守ってくれているそうです。(笑)
(※ ワタシのルーフボックスをカンオケと命名したのは、つばきもとのやまちゃんでございます)
ニ段階ハンドキャリー
とりあえず久しぶりに会ったので少し井戸端会議をしつつ、ボート屋さんでボート代金をお支払いしていよいよボートセッティングを開始しました。
常連の皆さまはクルマを桟橋入り口に着けて荷物一式を下ろしていましたが、初めてで周りにご迷惑をお掛けしてはいけないので、駐車場〜桟橋入り口・桟橋入り口〜ボート脇へとレンタルボート用装備一式を2段階ハンドキャリーです。(汗)
今回も荷物を減らすためミドルデッキは積まないことにしましたが、普段つばきもとで何気なく使用している電動カートのありがたみを身をもって体感したワタシでございます。
正直な感想は、2人でハンドキャリーするならまあ頑張れますが、1人でのハンドキャリーは相当な覚悟が必要です。(笑)
初めてのスナガ14ft艇
戸面原ダムボートセンターさんには14ft艇が4艇ありまして、もちろん予約制なのですが
・1艇5000円
・2人以上限定
・月1回のみ
などの制約がありますので、詳細はボート屋さんに確認くださいませ。
で、こちらのボートは「スナガ製」の14ftでして、船先が鋭角なカワナ14ft艇と違って船先がワイドになっているため、バウデッキからRAMマウントにて振動子ポールを接続するのに少し難アリです。
今回は無理矢理バウデッキからRAMマウントで振動子ポールをセットしましたが、タフクローにてエレキシャフトに接続するほうがオススメかと思います。
今回のミッション
ということで、ひと通りのボートセッティングを終えまして、皆さまよりは少し遅くなりましたが7時前に出船レディとなりました。
今回はベイト5本・スピニング1本の6タックルを船に積みまして、
・TDハイパークランク
・クリスタルS
・アビノー110F
・ハイカットDR
・ジャギドギル 5gフリーリグ
・セクシーインパクト3.8 2.7gジグヘッド
といったスタメンを組みましたが、今回のミッションはもちろん愉快な兄貴の遠征を成功させることでして、兄貴がオサカナを釣ってくれれば◎なので、ワタシはオサカナを釣っても釣らなくても構わないというのがホンネでございます。
待望の戸面原フィッシュ
ワタシが挨拶がわりの1バラシ
事前情報ゼロなので、とりあえずボート屋さんの対岸あたりからスタートしました。
ワンドの奥を兄貴に野良ネズミで攻略してもらうものの気配がないため、ワンドの入り口から沖に向けてセクシージグヘッドをポイっとキャストしたところ、、、
わずか出船10分にてワタシにファーストバイトがありまして、お構いなしにルンルンのファイトをしていたところ、毎度お馴染みのジャンプ一発サヨウナラ〜でございます。(笑)
バイトが出た場所の特徴は、
・ワンドの入り口の4〜6mブレイク
・水中に立ち木アリ
・中層にベイトっ気アリ
といったところでしょうか。
まさかこの1バイトで終わりじゃないよね〜、などと言いつつ悪い予感しかしないワタシです。
表層系をいつ消去するのか
兄貴の三種の神器は
・野良ネズミ(水チューネズミ)
・2WAYのマイクロバージョン(1WAY)
・レッグワームのダウンショット
でして、特に表層系2つが全く房総の釣りにハマらず毎回ヒドい目にあっているわけです。
ワタシはワンバイト取りましてこの日のオシゴトは半分終わったようなモノなので、ここからは兄貴が釣りやすいように操船しつつバンク系を流しながらボート屋さんとは反対側の上流にご挨拶してみたものの、白っぽく濁ったターン全開の湖なので表層系には全く反応がなく、コバッチーが1回野良ちゃんにチェイスしてきたくらいです。(泣)
自分の大好きな釣りを押し通して玉砕するか、第三の矢・レッグワームにて1本獲るのか、ここが正念場といったところでしょうか。
兄貴に待望の1本
あっという間にお昼になりまして一旦昼休憩を取るべくボート屋さん方面に船を進めたのですが、午前の部・最後の悪あがきにてボート屋さん対岸の岬まわりを流すことにしました。
・地形的な大場所(岬周り)
・5〜7mのブレイクライン
・中層にベイトっ気アリ
・水中に立ち木多数
といった、まあ釣るならココだよねという一等地にて第三の矢を放ったところ、、、
ほいっ。
レッグワームのリアクションダウンショットにて、上アゴガッチリの100点満点フッキングをかましての待望の戸面原バスをキャッチした兄貴でございます。(嬉)
愚弟もちゃっかりと1本
一旦岸に上がって休憩した後、午後の部をスタートさせまして、ボート屋さん対岸の岬周りを丁寧に探ったところ、、、
ほいっ。
兄貴のおこぼれにあずかりまして、ワタシもちゃっかりと1本キャッチです。(笑)
・セクシーインパクト3.8インチ
・フットボールシェイキーヘッド2/0 2.7g
フロロ13ポンドでのベイトフィネスタックルにて、最近お気に入りのセクシージグヘッドを6mあたりの立ち木の根元に引っ掛けつつ誘っていたらコンとバイトが出た次第です。(嬉)
ダウンショットはどうしてもアレコレ根掛かりが鬱陶しいのですが、セクシージグヘッドはまず根掛からないのでフィネス系でややこしいところを通すにはオススメです。
鬼フッキングの末に待望の2本目
何とか1本キャッチできたのでここからは兄貴の量産に向けてもうひとシゴトすることにしたワタシでして、ショアラインにて水深5〜7mあたりの場所を魚探の等深線にて探したところ、ダムサイト対岸のストレッチにたどり着きました。
愛竿・ファイヤーホークを駆り最高潮に感度MAXの兄貴は、少しの違和感も全て鬼フッキングをかますので根掛かりが増えて大変なのですがその気概がついに結実しまして、、、
ほいっ。
レッグワームでの5mラインのリアクションダウンショットにて、こちらも上アゴガッチリの100点フッキングをかましての待望の2本目をキャッチです。(嬉)
大場所を徘徊して終了です
その後も5〜8mあたりをダウンショットで探ってみるものの一見さんにはキビしい房総ダムですので量産とはいかず、 最後に誰がどう見ても一等地と思える島周りをハイパークランクでひと流ししまして、楽しかった兄貴との戸面原タンデム釣行は終了となりました。
兄貴へのお土産
兄貴の関東遠征の帰りにはちゃんとお土産を用意するのが愚弟のおつとめでして、浜松あたりでは中々入手できないお宝として「カバースキャット」と「NZクローラージュニア」をお持ち帰りいただいて、今回の戸面原ダム釣行は無事に終了となりました。
遠征帰りのアクアライン回避の選択肢
当然後片付けもハンドキャリーとなるのでさすがに2人とも疲労困憊なのですが、ワタシはともかく兄貴はここからさらに浜松まで帰る必要がありまして、帰り道をどうするのか重くのしかかってくるわけです。
ワタシは房総エリアからの帰り道は京葉道路〜外環を利用するのでアクアラインにはあまり縁がないのですが、アクアラインを利用されるかたはどうしても帰りの「大渋滞」をどう回避するかを考えなければいけません。
金谷港から東京湾フェリー
特に兄貴はアクアラインのトンネル渋滞が大キライなので、戸面原からの帰り道をどう組み立てるかを愚弟は一生懸命考えまして、、、
ほいっ。
戸面原から金谷港までクルマで30分程度なので、アクアラインを回避して東京湾フェリーで横須賀に渡って、そこから横横・保土ヶ谷バイパス経由で東名へ乗るルートを提案してみました。
絶品アジフライ
17時半頃に金谷港に到着したところ次のフェリーは18時25分ということだったので、併設レストランにて休憩がてら晩御飯をいただきまして、
ワタシはアジフライとお刺身のセットをいただいたのですが、これが絶品でして大変美味しゅうございました。
お店自体は18時頃にクローズとなるようですが、レストランのほかにも「浜焼き」のお店などもありましたので、また機会があればチャレンジしてみようと思います。
フェリーもアリです
ということで、定刻に出発したフェリーをお見送りした後ワタシも帰路についたのですが、兄貴によるとフェリーをたいそう気に入った模様でして、アクアラインを回避するための選択肢のひとつとしてはアリだと思います。
アクアラインの渋滞時間と天秤をかけることになるのですが、2時間くらいの渋滞に真正面から挑むくらいなら、ご飯をゆっくり食べてのんびりフェリーで帰るのもよろしいのではないでしょうか。
ちなみに、18時25分の後は19時半が最終便となるそうでして最終便が満車になった場合は「臨時便を出す」そうですので、満車かどうかを心配する必要はなさそうです。
いろいろと慌ただしかった兄貴の戸面原遠征釣行でしたが、自分のイメージした釣りでオサカナをキャッチできたようでして、接待饗応役としてホッとしているところでございます。
残念ながらお留守番となった父上ですが、関東には椎の木湖などの名門ヘラ池もたくさんあるので、愚息としてはまたの遠征をお待ち申し上げる次第です。
おしまい。
Posted from SLPRO X for iPhone.